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聞こえませんが話せます!? - 聞こえに困っている方へ

幕下付け出しから所要5場所での三役昇進というスピード出世で注目を浴び、次の横綱候補とも言われている逸ノ城。その名前は誰もが新聞で、あるいはテレビで目にしたことがあるでしょう。

でも、中途失聴・難聴者の皆さん、彼の名前を正しく読めましたか?「いちのじょう」だそうです。

ご承知のように私たち中途失聴・難聴者が正確な情報を得るのは、目で見ることから始まります。そのため、健聴者を交えた会話で、過去の知識から当然のように発音し、思わぬ指摘を受けたことがあるのではないでしょうか。健聴なら何気なく耳にし、記憶し、正確に発音ができるのに、何とも歯がゆいことです。

解決方法は無いのでしょうか?皆さんはどうされていますか?

過去に、やはり大相撲で横綱まで務めた「朝青龍」という力士がいました。その時にも何て読むんだろうと思い、コンビニで英字新聞を立ち読みしました。「Asashoryu」でしたね。

困ったのは「AKB48」。これは英字新聞でもダメでした。身近に健聴者がいれば聞いて済むことですが、独り暮らしの身ではそれも叶いません。

新聞には聴覚障害者向けに振り仮名を振ってもらうなんてのはどうでしょう?紙面数の関係で無理ですかね。ともあれ地名・人名には注意をしたいものです。

冒頭の逸ノ城ですが、モンゴル出身で遊牧民、移動式住居「ゲル」で寝て居ると狼が近づいてきたこともあるとか…。身長192cm、体重199kg。心臓も大きいそうですから、今後に期待したいと思います。

2014年発行「聞こえのハンドブック」掲載コラム①より

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