新型コロナウイルス感染対策に関する要望 （自宅療養） - 意見・要望・声明
2021 年８月 31 日
東京都知事 小池百合子殿
新型コロナウイルス感染対策に関する要望
特定非営利活動法人
東京都中途失聴・難聴者協会
理事⾧ 新谷友良
平素より中途失聴・難聴者の福祉向上にご理解、ご尽力いただき感謝申し上げます。
現在緊急事態宣言が発令中ではありますが、デルタ株が猛威を振るい、誰もが感染するリスクにさらされています。そのような中、更なる感染拡大防止に向けて東京都の皆さまが一丸となって対策を講じていただいていることに深い敬意を表します。しかしながら東京都・東京都医師会、保健所など医療関係者の皆さまの昼夜を問わない強固な連携が図られているにも関わらず、入院できず、宿泊療養や自宅療養になる人が急増しています。
私たち東京都中途失聴・難聴者協会は、聞こえない・聞こえに困っている人のために、交流の場、学びの場を提供し、互いに支え合う社会の実現を目指して「聞こえ」の様々な問題を社会に向けて発信している、東京都の中途失聴・難聴者・支援者の集まりです。
音声によるコミュニケーションに困難を抱えている中途失聴・難聴者にとって、自宅療養になった場合の毎日の健康観察等の連絡が対面ではなく、電話やリモート診療など音声による対応となることに大変大きな不安を抱えております。
東京都や保健所、医療関係者の皆さまには、多忙を極めておられることと存じますが、特に一人暮らしの中途失聴・難聴者の場合には病状が急変すると外部との意思疎通に困難を極め、命を失う危険性が高いことをご理解いただきたく、下記の点について格別のご配慮をお願いする次第です。
【要望】
１．聞こえに不安を感じている一人暮らしの中途失聴・難聴者には、宿泊療養や自宅療養ではなく臨時の施設を含む医療施設をへの入院措置を取ってください。
２．入院後は「耳マーク」（下記）を設置し、病状に不安な中途失聴・難聴者に筆談・コミュニケーションボードによるサポートを行ってください。
「耳マーク」
（連絡先）
特定非営利活動法人 東京都中途失聴・難聴者協会
〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-15-25 カテリーナ御苑 202
FAX :03-5919-2563 TEL: 03-5919-2421
E-mail: info＠tonancyo.org