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| 東京都中途失聴・難聴者協会の歩み |
| 私達は、年をとったり、病気、薬害、事故、遺伝などによって、生まれつきまたは人生の中途で失聴したり、難聴になったりします。残聴能力が全くない人から30デシベル位の方まで、聞こえの具合はさまざまです。失聴時期やその前後の教育環境によって、コミニュケーションの手段もまちまちです。 私達の障害は、目に見えないだけに、周囲に理解されにくく、また手話や各種の補聴器など便利なコミニュケーション手段(機器)も知らず、またこれが一番大きな問題ですが、かって自分が聞こえていたことにこだわり、現在の障害を自らのものとして認め、それを受け入れることができないという問題があります。 このことは単に聞こえないという聴覚障害から、劣等感をもったり、物事に積極的になれないという精神的障害になり、仕事や社会活動に参加できないという社会的な障害にまで発展します。そのためこうした中途失聴・難聴者は淋しい生活を送っているものが多いという事実があります。 東京都中途失聴・難聴者協会は、こういった聞こえない仲間たちの親睦交流を計り、その福祉の増進、文化生活の向上を計ることを目的として昭和61年4月27日に、それまであった種々の聴力障害者団体を束ねる形で発足しました。 即ちみみより会東京支部、新光会東京支部、近聴会、こだま友の会等で昭和56年に「東京都中失・難聴者団体連合会」をスタートさせましたが、活動の範囲が広くなり、東京都や関係団体への働きかけや、まだ仲間でない同障者への呼びかけを強めるために、統合の話し合いが始められ、数年間統合の道を探りつづけた結果、当協会が誕生しました。 その後「協会ニュース」の活版化、各専門部の活動開始、地域例会の発足を通じ、会員も増え700名前後となりました。ろう団体や関東の中失・難聴者団体との協力関係も深まり、東京都の交渉団体として、各種の事業の運営にたずさわり、さらに平成2年「全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」に加盟して、全国レベルの国に対する働きかけの一端を担って、当協会の役割は益々重要になっています。 1998年(平成10年)3月、特定非営利活動促進法(NPO法)が制定され、今日まで研究・準備等を進めて参りましたが、私たちのこれまでの活動を一層活発化し、社会的に認知された活動団体とするために、法人化を決意いたしました。中途失聴・難聴者が地域で自立生活ができ、また社会参加を実現できるように援助し、ノーマライゼーション社会の実現に寄与することを目的として、特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会を設立しました。 |