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理事長挨拶 - 協会について

                                                                                                                                                                        

聴覚障害は、身体の障害の中で最も多い障害といわれながら、その数も聞こえの程度についても確実な調査はありません。身体障害者手帳を持っている人の数は全国で45万人程度、人口の0.3%にとどまっています。

国際的には、世界保健機関(WHO)が人口の4.3%が聴覚障害を持っていると報告しています。また、日本補聴器工業会が実施したJapanTrak 2012という調査では、日本や主な欧米諸国は人口の10%以上が聴覚に障害を持っているとしています。

このような基準に照らし合わせ、私たちは東京都内で100万人以上の方が聴覚の障害を抱えていると考えています。

この大きな数字の違いは、生活に困難を感じる聴力レベルを欧米諸国は40デシベルとしているのに対して、我が国では70デシベルとしているのが大きな原因です。また、聴力レベル以外の音の聞き分けの能力をどのように判定するかで、聴覚障害者の数は大きく異なってきます。

聴力が落ちたり、耳鳴りがしたり、めまいが起きたりすることは、その人一人ひとりにとって、大変つらい状態です。さらに、聞こえの障害は個人を超えて人とのつながりに大きな影響を与えます。人はどのような形であっても、人と交流することで生活しています。交流の基盤は「言葉」です。聞こえに障害があって、聞こえなかったり、言葉の聞き分けが出来なくなると、人との交流が困難になります。タイミングの外れた会話や、聞こえないから黙っていることが誤解を生み、人間関係を壊していきます。

聞こえの障害は適切な治療を受けて克服できる面もあり、自分に合った補聴器を使用し、人工内耳を装用することで聞こえを回復できる可能性もあります。また手話や読話を学習し、手話通訳・要約筆記などを利用することで人との交流を回復することもできます。 

私たちは、聞こえに障害を持っていても生きていく必要があります。東京都中途失聴・難聴者協会はそのような聞こえの障害を持った人、その人たちを支援する人の集まりです。

協会には仲間がいます。心おきなく交流できる場があります。

聞こえに困っている方と、ご支援いただける方の、協会への参加を心よりお待ちしています。

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